モネ 睡蓮のとき

いやあ、メチャメチャ混んでました。

まあ、無理もないか。

会期終了まであと一週間。

上野の国立西洋美術館で開催中の「モネ 睡蓮のとき」

美術愛好家の友人と待ち合わせて見てきたが、私のような駈けこみの人も多いのだろう。モネを見にいったのか、人々のうしろあたまを見にいったのか分からないぐらいの人出である。

足が悪いせいもあり、本来私は人混みが苦手。

でも、好きな画家の展覧会なのでしかたない。決死の覚悟で(オーバーか)突入する。

モネっていいですよね。

私はモネがキャンバスの上に生みだす色のうねりが好き。

モネブルーというか、モネイエローというか、モネパープル、もちろんモネグリーンも。

友人が撮影したモネの作品

モネ幽木になってモネの色に混じり、いっしょに回遊魚みたいにうねりたいぐらい(意味不明)。

一緒に出かけた友人がモネに詳しく、いろいろと教えてもらいながら回ったが、モネが愛した庭の中を、大きな花々(学名:back of the head 日本名:ウシロアタマ)をかき分けながら散策しているような気分になり、モネの庭を進めば進むほど不思議な高揚感に。

うーむ、テンション上がる。

少年時代はまったく興味がなかったのだけど(漫画家志望だったので、一応美術小僧だった。弟の方がメチャメチャ才能があったため、最終的に挫折したが)、

29歳の時にニューヨーク近代美術館で目にした巨大な「睡蓮」を目にしてびっくりし

(アンディ・ウォーホルの作品「マオ(毛沢東)」の馬鹿でかさにも驚嘆。怪樹もそうだしヘドラも昭和のプロレスラーもそうだが、どうも私はでかくて圧倒的なものが好きらしい。

それはそれとして、以来、絵は実物を見ないと語れないとわかる。実物を見ても語れないことも多々あるけど笑)、

それからモネのファンに。

友人が撮影したモネの作品

でも、本当にしみじみとモネの絵が好きになってきたのは、やはり年をとってから。

モネの前に立っているだけで、体と心の不純物がしゅわしゅわと揮発していくような気持ちになる。

浄化ってやつですね

ずいぶん薄汚れているんだな、私……ともそのたび思ったり。

ありがとう、モネ。

また今度ね。

帰りはトーハクで開催中の「大覚寺」展も覗き、友人とわいわい話をして帰ってきた、この日の結城でした。

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この記事を書いた人

占術家、算命学ナビゲーター、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
オンラインスクール「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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