二か月間の天中殺まっただ中。
こういうときはおとなしく英気を養うにかぎると、久しぶりに八ヶ岳。
この季節の八ヶ岳や安曇野、那須や軽井沢が、私は大好きだ。
とそんな次第で、いろいろとまわったうちのひとつ。
えほんミュージアム清里。
大好きなペネロペの絵本原画展が開催されている。
「怪談作家がペネロペかよ」と思われるかも知れないが笑、どちらも私の一部である。
と言うか、私という人間はいろいろな「一部」の総体だ。
けれどそれはそれとして、ゲオルグ・ハレンスレーベンが妻でもあるアン・グットマンと描くこの世界に、私はいつも強く惹かれる。
見ているだけで心がはずむ。
原画展はとてもよかった。ハレンスレーベンの油絵のタッチを超至近距離で心ゆくまで堪能できる至福のひととき。
かわいいペネロペと仲間たちの姿に心癒やされ、心が浄化されるのを私は感じた。
まさに、ペネロペセラピー笑。
館内は写真禁止だが、この一角だけはOKということだったので、たまらずパチリ。
20代のころ田舎に帰省し、リビングのテレビでドラえもんを見て泣いていた私に、母親はあきれたようにため息をついた。
幸か不幸か、どうやら私はちっとも成長していない。
澄んだ青空と美しい緑を満喫し、のんびりとおいしいコーヒーや食事、大気を楽しめた八ヶ岳のひととき。
さあ、また現実へ。
ペネロペ絵本原画展は明日まで。