ご主人のDV事件をきっかけに、思いもよらない情報があれこれと飛びだし、スキャンダルの主と化してしまったタレントの熊田曜子さん。
ことの真偽はともかく、たしかに今年、熊田さんは危険極まりない運気の中を通過中でした。
●熊田曜子さん(1982年5月13日生まれ。39歳)
丙 乙 壬
申 巳 戌
—————-
戊 戊 辛
壬 庚 丁
庚 丙 戊
※辰巳天中殺
車騎星 天庫星
鳳閣星 禄存星 司禄星
天胡星 玉堂星 天禄星
まず、本年の運気の前に熊田さんの宿命なのですが、人体図を見ると主星が「禄存星」。
車騎星 天庫星
鳳閣星 禄存星 司禄星
天胡星 玉堂星 天禄星
禄存星は「父親」を意味する星でもあります。
その星が主星ということは、熊田さんは基本的にとても「父親との縁が強い」かた、ということになります。(「父親中殺」「母親中殺」の宿命でもありますが)
ところが、ネットでの情報が正しければ、熊田さんのご両親は熊田さんがまだ幼い頃に離婚をなさっているとのこと。
熊田さんにとって、これはかなり痛いです。
宿命を拝見すると、熊田さんにとってお父様は守護神でもあり、縁の強い守護神を幼くして失ってしまったことは、その人生に確実に「大きなひずみ」を与えます。(中殺は中殺、守護神は守護神です)
うがった見方をするならば、熊田さんがお母さまの反対を振りきって(だそうです)芸能界に飛びこまれたのも、お父様がいなかったから。心の中にぽっかりと空いている「本来父親がいるべき場所」の深く暗く大きな闇を埋めるための、「父親の代わりになりうるなにかを求めての旅」だった可能性があります。
ちなみに、熊田さんが芸能界に飛びこまれるきっかけとなったのは2000年、高校三年生の時の、少年コミック誌主催のミスコンテストへの応募だったそうですが――
●2000年の熊田さんの運勢
年運 大運 日 月 年
庚 癸 丙 乙 壬
辰 卯 申 巳 戌
—————-
戊 戊 辛
壬 庚 丁
庚 丙 戊
この年の年運干支は「庚辰」年。
辰巳天中殺の熊田さんにとっては天中殺中の出来事でもありますが、注目すべきはこの年めぐってきた年運干「庚」は、熊田さんの命式ではズバリ「父親」を示す十干である、ということ。
父親が回ってきた年に、父親がいたならば進まなかった可能性の高い道に突き進みはじめたということは「父親不在の人生が、思いもよらない方向にねじれて進みはじめた」可能性――求めても詮ない「圧倒的なもの」を求める気持ち(本能)が変質し、奇妙な花を開かせはじめたことを意味する可能性が高いと私は思います。
そしてお母さまの反対を振りきって熊田さんが芸能界にデビューなさったのは、結局翌年、2001年のことだそうですが、この年は巳年ですので、ひきつづき天中殺。年運干も、前年につづいて父親と考えて問題のない「辛」(庚の陰陽)。
熊田さんの芸能人生には、ずっとこのこと(もともと「父親中殺」の人が「父親中殺」の年にデビュー)がついて回ることが宿命づけられたと言えます。
華やかさに満ちた熊田さんの芸能人生は、それと同時に、求めれば求めるほど狂いを増す「圧倒的な父親」を求める苦難の旅でもあるのかもしれません。(熊田さんにとっての父親「庚」あるいは「辛」は、同時に熊田さんの命式では「伴侶」や「愛人」といった「男性」を意味する十干でもあります)
そもそも、熊田さんはとてもおもてになるかたです(まあ、私なんかが言うまでもないことでしょうが)。
丙 乙 壬
申 巳 戌
—————-
戊 戊 辛
壬 庚 丁
庚 丙 戊
命式内に、「男性」をあらわす十干が3つも出ており、とてもおモテになるか、あるいは男性とはまったく縁がなくなりやすいかのどちらかに傾きますが、熊田さんの場合は芸能ニュースなどから判断すると、まず「おモテになる」と考えてよいでしょう。
そして、33歳からはじまった新たな10年間、熊田さんには「父親」とも読め、同時に「伴侶(男性)」とも読める「辛」が回ってきていました。
大運 日 月 年
辛 丙 乙 壬
丑 申 巳 戌
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戊 戊 辛
壬 庚 丁
庚 丙 戊
もともとおモテになる熊田さんの男性関係がさらに不安定なものに……と読むことができる「既婚者としては危険な運勢」ですし、さらにそこに2021年、本年の年運が加わりますと――
年運 大運 日 月 年
辛 辛 丙 乙 壬
丑 丑 申 巳 戌
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戊 戊 辛
壬 庚 丁
庚 丙 戊
夫以外の男性の存在感ははっきりと警告的な形で現れ(二重干合)、本年、結婚問題に関するなにかしらのトラブルが発生しやすい運気であることがしっかりと暗示されていました。
しかも、年運干支の「辛丑」と大運干支の「辛丑」がまったく同一ということは――
年運 大運 日 月 年
辛 辛 丙 乙 壬
丑 丑 申 巳 戌
—————-
戊 戊 辛
壬 庚 丁
庚 丙 戊
いわゆる「律音(りっちん)」という状態にもなっています。
律音が意味するのは リセット、人生のやり直し、再出発 というような象意。
いろいろなニュースを見ていますと、たしかに奇しくも律音的なことが起きているらしい感もあり、宿命の不思議、運勢の不思議、つまり――「運命の不思議」を思わされます。
父親的な「圧倒的な存在」を求める熊田さんの芸能人生は、まだまだつづきます。