7月半ばぐらいから、異常な忙しさがつづきました。
そこに『算命学怪談』の出版が重なったため、なんのかのとさらに忙しさが増し、いろいろと、たいせつな人たちに不義理をしてしまいました。
本当に申し訳なかったと思っています。
そんな、尋常ではなかった忙しさも、ようやく一段落。
滞っていたいろいろなことを再開できたり、読みかけのまま放置せざるを得なかった本を再びじっくりと読むことができたり(なんと幸せなことでしょう)、占いの勉強をしたり(九星気学、算命学、宿曜占星術、紫微斗数、六壬神課……船を進めれば進めるほど、私の前にはさらに広大な大海原が広がります)、怪談の取材をしたり……『愛の不時着』(Netflix)もようやく完走できました!(まー、ヒョンビン……というか、北朝鮮軍人リ・ジョンヒョクッシのかっこいいこと、かっこいいこと。笑)
気がつけば、もう12月。
やるべきことは相変わらずいろいろとあるのですが、どうしても神さまの前で手をあわせずにはいられなかった私は、埼玉県所沢市界隈の4つの神社を、一日かけて車でまわり、神様にご挨拶をしてきました。
4社それぞれに貴重な時間でしたが、参拝におもむく前からとりわけ楽しみにしていたのは、自然豊かな里山――狭山丘陵の麓に鎮座する古い社、糀谷八幡神社です。
基本的には無人の社。月に何度か、週末に神職のかたがいらして、御朱印やお守りなどの対応をしてくださるそうですが、私が訪れたのは平日。そんな期待は端からしていません。
神社の前には、このような幟。
鳥居をくぐり、参道を歩き、階段を上って拝殿へ。私は拝殿へと向かう、静謐な神域の中でのこの時間が大好きです。
そして、見事な社が私を出迎えてくださいました。
2018年に竣工された、総檜造りの拝殿。全国各地の拝殿を手がけられた宮大工さんの仕事だそうで、150年ぶりの遷座だという話です。
境内に立った一人きりという、なんとも贅沢な時間と空間。私は他の参拝客を気にすることなく、自分のペースで天津祝詞を奏上し、神さまにご挨拶をさせていただきました。
メッチャメチャ、すっきりしました。
心のデトックスとでもいいますか、澱のようなものを吐きださせていただきました。
年末限定御朱印(12月6日から今月末日まで頒布)は、拝殿前に置かれた箱の中に二枚、収められていました。お代は賽銭箱に収めます。
年越大祓神事。
疫病退散!(心からの祈りとともに)
こちらは「雪の御朱印」。すばらしい。手を合わせ、初穂料を収めさせていただきました。
あまり天気の良い日ではありませんでしたが、久しぶりに一日、神社を回ることのできた私にとっては、何ものにも代えがたい吉日。
今にも雨の降りそうな、真っ黒な雲が空をおおう午後となりましたが、なんとも晴れやかな心持ちで、里山を後に帰途につきました。
今度は神職のかたがお見えのときに、再訪したいものです。
●糀谷八幡神社
〒359-1166 埼玉県所沢市糀谷78
※なお、この日参拝におもむいた他の神社の御朱印は、ツイッターのほうでご紹介したいと思っています。よかったら、ツイッターも覗いてみてください!