落語家の立川志らくさん。
18歳年下だという奧さん・酒井莉加さんの(志らくさんの)お弟子さんとの不倫騒動が文春砲で炸裂しました。
●立川志らくさん(1963年8月16日生まれ)
年運 大運 日 月 年
庚 甲 辛 庚 癸
子 寅 卯 申 卯
————
戊
壬
乙 庚 乙
※午未天中殺
志らくさんの今年の運勢を見てみるといくつか特徴的なことがあるのですが、ひとつひとつ見ていきます。
まず最初に、今年の志らくさんの運勢には忌神がやってきています。
日 月 年
辛 庚 癸
卯 申 卯
年干支、月干支、日干支の計6干支中、志らくさんは半分の3干支がご覧のとおり金性で、完全に「金性過多」の命式となり、金性が忌神化しています。
忌神は、その人の人生をとてもやりにくくさせます。できることならあまり関わりたくないです。ところが本年は、この金性の干(忌神)が、年運干としても回ってきてしまいました。
年運 大運 日 月 年
庚 甲 辛 庚 癸
子 寅 卯 申 卯
「庚」です(本年は「庚子」年です)。つまり今年の志らくさんの運勢は、基本的に波乱含み。なるべく慎重な舵取りが求められる、前途多難な運気の暗示がありました。
しかも、本年の年運支は「子」。これが回ってきてしまったということは、「子卯の旺気刑」と呼ばれる激しい散法(「天剋地冲」や「冲動」よりは弱いですが、刑法のなかでは最凶の組みあわせです。かなり激しいぶつかり合いです)が2つも成立してしまうのです。
年運 大運 日 月 年
庚 甲 辛 庚 癸
子 寅 卯 申 卯
年支「卯」と年運支「子」の間に、ひとつめの「子卯の旺気刑」が成立。そして、日支「卯」と年運支「子」の間にも二つめの「子卯の旺気刑」が成立し、本年はWで「子卯の旺気刑」の襲撃を受けています。
パワー倍増です。
では「子卯の旺気刑」とはなんでしょう。
ポイントは2つ。
まずひとつめは、ものごとのピーク時に禍が起きやすいということです。
志らくさんの落語家さん、芸人さん、タレントさんとしてのピークが現在なのかどうかは、門外漢の私にはわかりません。ですがひとつの見方として、在京キー局の朝のワイドショーでMCの座にまで上りつめている現状は、志らくさんのキャリアにとっては「ひとつのピーク状態」と言える気もします。
「子卯の旺気刑」は、もしもそのかたがそうしたピークにあった場合には、足もとを掬われないよう気をつけた方がいいという算命学からのかなり強烈な警告のシグナルです。
しかも、志らくさんの場合はそれが「年」と「日」の二箇所に来ていますから、仕事面とプライベート面(家庭面)のどちらにも降りかかることが暗示されていました。
そして二つ目は、「色情の因縁に由来する大きなトラブルと遭遇しやすい状態」ということです。
今回は志らくさんご自身の身から出た錆というわけではありませんが、奥様の「色情」(ちょっとすごい言い方ですが)がらみの行動によってご自身も禍に巻きこまれました。
しかも、「子」によって討たれた「卯」のなかにいる「乙」は、十二親干法という方法で導きだした、この命式内での志らくさんの家系図によれば志らくさんの「妻」となる干です。
年運 大運 日 月 年
庚 甲 辛 庚 癸
子 寅 卯 申 卯
————
戊
壬
「妻」→ 乙 庚 乙 ←「妻」
「子」によって「卯」が討たれたということは「奧さんが討たれた」という解釈も可能にします。
つまり本年、志らくさんはなんらかの形でご自分の奧さんに関するトラブルに遭遇するリスクを抱えていたということです。
しかも、「子」によって「卯」が討たれたということは、じつはそれだけでは終わりません。
志らくさんの守護神は年干の「癸」なのですが(本当はどこかに火性があれば一番いいのですが【火剋金】、残念ながら志らくさんの命式にはひとつとして火性がありません。そのため、次善の策として「癸」が守護神になっています【金生水】)、「卯」が討たれているということは、その上にある守護神の「癸」も当然無傷ではいられません。
年運 大運 日 月 年
庚 甲 辛 庚 癸
子 寅 卯 申 卯
————
戊
壬
乙 庚 乙
つまり、いつもなら志らくさんを守ってくれているはずの守護神が、今年は思うように稼働してくれない可能性が高かったのです。
・忌神回座
・子卯の旺気刑のWパンチ
・守護神が役に立たない
志らくさんの本年の運勢は、こうした基本運気の危うさの上に成り立っていました。
それが、今回の騒動の形で現実のものになってしまったのだと、私は思います。