※ネタバレ的な内容を含みます。これからこのドラマをご覧になる予定のかたは、ご注意ください。
※アイキャッチ画像として使用しているのは、「韓ドラデラックス(http://kandera.jp/)」の『「あなたが眠っている間に」公式サイト』トップページの画像です。
Amazon Primeを利用して一気見した『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』。
このドラマでソン・イェジンとともに主役を演じたチョン・ヘインに興味を持った私は、彼が出ている他の作品見たさに、U-NEXTに加入してしまいました。
U-NEXTは日本最大級の動画配信サービス、とか。
韓流・アジアドラマの見放題だけでも790作品が揃っているということで(同社ホームページより)、おおいに期待しながら同社のサービスを調べたところ、なんと31日間の無料トライアルも利用できるとのことでしたので、とりあえずこれを利用して、韓流ドラマの世界に再突入することにしました。
見てみようと決めたのは、チョン・ヘインも出演している『あなたが眠っている間に』。

主演は日本でも人気のイ・ジョンソクと、ペ・スジで、予知夢を見ることのできるヒロインのペ・スジや、その恋人になっていくイ・ジョンソクらが織りなすラブストーリーにして法廷ドラマ。コミカルにして重厚な人間ドラマ。ファンタジーにしてスリングなサスペンス、というようにいくつもの顔を持つ多面的なストーリー展開が魅力のドラマでした。
で。
見始めました!
一か月間は無料で見られるので焦る必要はなかったのですが、毎日仕事のかたわら、第一話からまたコツコツと観賞する生活を再開しました。
このドラマ、韓国オリジナル版では全16話のようですが、U-NEXT配信版では全24話に再構成されています(一話40分ぐらいです)。
そんなドラマ……最初は、
「うーん、予知夢で未来が分かるか……なんだかなぁ……」
だの、
「イ・ジョンソクって、若いころの浜ちゃん(浜田雅功)に似てないか……?」
だの(ファンのみなさん、すみません)、
「ジョンソクって、なんでもいいけど、でかいし(186センチです)、脚長いな……」
だのと、ちょっとドラマの世界に没入するのに、私の場合は時間がかかりました。
でも……
途中から爆発的に面白くなりました!
はっきり言って途中で見るのをやめなくて良かったと本気で思った面白さです。
そうなると、もう止まりません。
あっという間に、最終エピソードまで駆け抜けました。
圧巻の面白さでした。
物語は、小さな頃に、あるいたましい事件が縁となって一度出逢っていたイ・ジョンソクとペ・スジが、ジョンソクは検事に、スジはテレビ局の記者になって再会する話で(チョン・ヘインは彼ら二人と運命的な出会いを果たす誠実な警察官としてドラマに登場します)、彼ら二人が徐々に心を通わせ、数奇な運命に導かれるようにして、過去の事件の関係者を巻き込んだドラマを繰り広げていくのがメインの展開。
そうしたストーリーと同時並行して数々の事件が発生していくのですが、メインの展開はもちろんのこと、この幾多の法廷ドラマも息詰まる面白さで、どんどん目が離せなくなります。
繰り広げられる事件は、
「夫のすさまじいDVに翻弄される妻とその娘の話」
「保険金目当てに実の弟を事故を装って殺害する残酷な兄の話」
「脳死した被害者の臓器移植問題が絡んだ法廷闘争譚」
「えん罪の恐怖に怯える電気修理の青年のドラマ」
などが尻上がりにスリルの高まる展開で続き、ドラマのクライマックスは、「えん罪を生み出してしまったという恐怖に怯える宿敵弁護士(イ・サンヨプ好演!)の新たな犯罪と、彼の罪を白日の下に晒そうとするジョンスク検事の戦い」という最終エピソードへと、怒濤の展開でなだれこんでいきます。
……なんて、こんな風に羅列しただけじゃちーっとも面白さ、伝わらないですね(笑)。
そう! 伝わらないんです、悔しいのですが。
はっきり言って、見なければ分からない面白さです。
ドラマの最終部、私はイ・ジョンソクに号泣しました。
チョン・ヘインにも号泣しました。
そして……ここではあえて紹介を自粛する、ある登場人物(最初はどうってことのないキャラなのですが、この人がじわじわと存在感を増す展開で、実にいいのです!)の思わぬ過去とその人物とイ・ジョンソクが繰り広げるエピソードに、死ぬほどボロ泣きしました。
私的にはドラマのMVPは、実はこの「ある登場人物」なのです(多分多くの人がそうなるのではないでしょうか。ほんとに憎い展開で、私はドラマの後半部では「それにしてもこの役者さん、おいしい役だな~」とずっと思いながら見ていました)。
そんなわけで、途中で鑑賞記を書こうと思っていたのに、結局最後まで短期間で突っ走ってしまった『あなたが眠っている間に』。
脚本家は「恋愛ドラマ」「サスペンス」「ファンタジー」という複合的な要素を持つドラマでヒットを連発するパク・ヘリョン。
次に見るドラマも、パク・ヘリョン作品にしようと、早くも私は決めているところです。
※本ページの情報は2019年6月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。