【欽天四化の実験】Nさんについて①

2025年1月に世間を騒然とさせた元芸能人、Nさんのことを、紫微斗数欽天四化という占術で考察してみたいと思います。

Nさんは現在52歳ですので、現在進行形の大限は「45歳~54歳」。

つまり大限命宮は官禄宮

結論から言いますと、45歳から始まる10年の運氣は、あまり芳しいものではありません。

なぜか。

大限命宮(官禄宮)からこの10年の吉凶を占うべく「交易四化」を飛ばすと、大限福徳宮の貪狼に「交易四化D」がつきます。

するとどうなるか。

大限福徳宮の対宮である大限財帛宮はこの命盤の本命宮。

つまり結果的に、この10年の命宮である大限命宮から飛ばしたD(化忌)が本命宮を冲することになり、すなわちこの姿は、

大限命宮冲本命宮(同類相冲)

自分が自分を討つ、かなり危険な運氣であることが、欽天四化的には予言されていたことになります。

ほかの見方でも「運勢吉凶」を見てみます。

45歳から54歳の10年間の「運勢吉凶」を支配する大限官禄宮(財帛宮)から「交易D」を飛ばすと、

六外宮の一つである奴僕宮(交友宮)に交易Dが入るため(太陰に交易D)、この見方で見てもかなり危険な運氣に支配されやすいことが暗示されていました(六外宮だと「凶」)。

それでは「2023年」の運氣はどのようなものだったのか。

「2023年」の流年命宮は、大限福徳宮(遷移宮)。

ここが問題の年の命宮になります。

次回、考察します。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

占術家、算命学ナビゲーター、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
オンラインスクール「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

目次