今朝、離れて暮らす義母から聞いた。
朝、目覚めると、誰かがベッドの脇に立ち、覗きこんでいたという。
義父だった。
4年前に亡くなっている。
故あって、義母とも私の相方とも、50年も前に別れてしまった人。
今は相方と私が、ずっと弔いを続けている。
そんな義父が枕元に立ち、義母を覗きこんでいたそうだ。
不思議に怖くはなかったという(ちなみに義母は超怖がり)。「あれ、お迎えかな」と思ったと笑う。
それを聞いた相方が
「あっ!」
慌てた。
ご縁をいただき、義父の位牌を置いていただいているお寺から、秋の彼岸法要の案内が届いていた。
私も相方もそれをすっかり忘れていた。
見れば受けつけ締めきりの日まで、もうギリギリだ。
相方は手続きのために、慌てて郵便局に走った。
ちなみに今年の秋の法要は、相方の誕生日に予定されている。
「会いたいな、娘よ」と、義父は思ってくれたのだろうか。