友人と東京に出かけていた相方のおみやげ。
「根津美術館新蔵品選 仏画」という図録と、絵葉書、お線香。
仏画オンリーの図録って意外にレアなので、とてもうれしい。
根津美術館の仏画関連図録は「高麗仏画 香りたつ装飾美」につづいて二冊目。
根津美術館の所蔵仏画は200件超だそうで、日本の私立美術館としては最高レベルだとか。
いつも思うことだが、時の腐食に比較的耐えられる彫刻(仏像)とは違い、絵画(仏画)は色褪せ、絵具の剥離などが著しい場合が多く、正直、絵画完成当時に絵が備えていた美しさなどには、現物から想像をたくましくして思いを馳せるほかない。
だがそれでも、仏画に描かれた仏様たちのお姿には、やはり心癒やされるものがある。
と言うか、怪談や占術と一日取り組んだあと図録を見ていると、なんだか自分がデトックスされ、浄化されていくような感覚になるのが不思議。