どうして木村拓哉さんはこんなに嫌われるのか

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運命学は、今の木村さんをどう予見していたか

ネットでの言論動向が、そのまま世間一般の認識とイコールとはかぎりません。

今回は、それを前提にした上での話ではありますが、少なくともネット界隈における、つい最近の木村拓哉さんの立ち位置には、とても微妙なものが感じられます。

デイリー新潮
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Yahoo!ニュース
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木村さん――

いわゆる「SMAPのキムタク」の往年の無敵さを知る人間

(熱狂的なファンというわけではありませんが、同時代を生きた人間の一人として、リアルタイムでいろいろと見てきました)

としては時の流れの無情さを思わずにはいられませんし、

天下の木村さんと言えど、「時代の変化」という巨大な怪物を前にしては、やはりそれなりのサバイバルが必要なのかも知れないなと思わされたりもしますが、

私にかぎらず、運命学に携わる人間ならば、やはり興味を覚えるのは、

運命学は、今のこの木村さんの事態をどう予見していたのか

ということ。

そして、そんな観点に立って木村さんの運勢を算命学でひもといてみますと、ひとつの興味深い事実が浮かびあがります。

2020年からはじまった、波瀾万丈の10年

ネットで入手できる情報によれば、木村さんがお生まれになったのは「1972年11月13日」

以下の考察は、あくまでも「これが正確なものだったなら…」という但し書きつきになりますが――

◎2024年の木村拓哉さん

 甲  丙   戊  辛  壬
 辰  辰   申  亥  子

いつものように「五柱法」。

宿命三干支(右から年干支、月干支、日干支)に、10年に一度変わる「大運干支」(木村さんは2020年、48歳時から「丙辰」を通過中)、その年の年運干支「甲辰」(万人共通)を加えた見方ですけれど、こうして見ると現在の木村さんはかなり不安定な運氣の中を通過中であることがわかります。

説明します。

 甲  丙     辛  壬
 辰  辰   申  亥  子

狭義では、木村さんご自身は日干「戊(土性陽干)」だと算命学では考えます。

「戊」とは、「山」だとイメージしてください。

動かざること山の如し、ではありませんけれど「どっしりと落ちついた、安定感を感じさせる個性」と考えてよい十干です

(ただし、それはあくまでも「本能」。そうしたものが具体的な「性格」に結実すると、また別の一面がはっきりと見えてきます。木村さんは相当「負けず嫌い」な性格で、これはまちがいなく天性のものです)。

ところが、現在の木村さんのそうした「安定感」は、めぐってきている運氣のせいで、かなり波瀾万丈なものにならざるを得なくなっています。

具体的に言いますと、

 甲  丙   戊  辛  壬
 辰     申  亥  子

大運支の「辰(土性)」。

 甲  丙   戊  辛  壬
 辰  辰   申  亥  

宿命内年支の「子(水性)」。そして、

 甲  丙   戊  辛  壬
 辰  辰     亥  子

日支の「申(金性)」。

この「辰(土性)」「子(水性)」「申(金性)」の3つが揃う状態は、「申子辰の三合水局」

本来は土性であるはずの「辰」や本来金性であるはずの「申」も、この3つがスリーセブンのように揃うことで「子(水性)」の影響を強く受け、揃って「水性」に変化してしまう、そんな運氣がめぐっています。

 甲  丙   戊  辛  壬
 辰       亥  

     ↓

 甲  丙   戊  辛  壬
 辰  水   水  亥  

すると、どうなるか。

これら「水性」の塊は、たとえるならば荒れくるう巨大な水たちです。

けた外れの濁流

奔流

大洪水

そうした、恐ろしい魔物と化した水の群れが、

 甲  丙     辛  壬
 辰  辰   申  亥  子

堅牢な「山」のはずの木村さん(日干「戊」)になだれを打って襲いかかり、本来であれば安定感あふれる「山」ですら押し流そうとするような暴れっぷりを見せる季節になってしまっています。

こういう現象を「脚下崩壊(却下崩壊、とも)」と言います。

土砂崩れですね。

つまり、運氣は相当に向かい風。

2024年は年運支にも「辰」が回ってきていますので、恐縮ながら「凶意は倍加」(あるいは「より強く出る」)と考えてもよいでしょう。

いろいろと思ったようにはいきにくい、波乱のバイオリズムです。

 甲  丙   戊  辛  壬
   辰   申  亥  子

奇妙な符合

ちなみに木村さんの基本的な宿命には、算命学的に言うとかなり強運なものがあります。

さすがはキムタク、という感じでしょうか。

でもそんな木村さんでも、やはりめぐりくる運氣の波乱からは逃れることはできないのかも知れないと、木村さんの運勢を拝見していて思ったりもします。

(そもそも現在の運氣に突入する前からかなりリスキーな運勢ではあったのですが、一難去ってまた一難という感じですかね)

そして奇しくも、木村さんにこの運氣が発生した2020年は、元同胞である中居正広さんがジャニーズ事務所(当時)を正式に退所することになった年(2020年4月)。

木村さんは元SMAPのメンバーとしてただひとり、同事務所所属のタレントになった、「心機一転」「新しいスタート」の一年でした。

そんな木村さんの運勢にはちょっと前途多難なものがあると、算命学は予見していたのかも知れません。

(※なおこのコラムは、算命学に興味をお持ちのかたのために、算命学の「考えかた」をお話ししています。

いつも申しあげることですが、たとえば今回でしたら木村さんを批判したいとか、おもしろがりたいとか、そんな意図はまったくなく、誰もがこうした算命学の知見を、自らの運氣改善に活用していただきたい思いで、公開しています)

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
オンラインスクール「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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