今日は午前中から怪談取材。
数か月越しのラブコールがようやく実っての取材となる。
貴重で、贅沢で、おそろしいひととき。
私はただ一人、誰も知らないとびきりの怪談師さんの話を、今日も聞く。
いつも思うことだが、世の中は「不思議」に満ちている。
話に引きこまれ、気がつけば1時間半ほどがあっという間に経っていたが、その間私は「はあ!?」の連続だった。
もう鳥肌が立ちっぱなし。
だって、あり得ないんですもん、そんな話笑。
この話、いつご披露できるかなあ。
怪談は私たちが安心して寄りかかろうとする「常識」の外にある。
だから怖いのだ。
自分が信じていたいこの世界がとんでもなくあやふやなものでしかないという、じつは気づいている真の姿をいやというほど見せつけられるから。