高市早苗経済安全保障担当大臣の周辺がさわがしいようです。
いつものことですが、高市さんという政治家に対する私の個人的なスタンスはまったく関係ありません。
ただひたすら、今回も算命学の知見にもとづく「2023年の高市早苗さん」をご紹介します。
己 辛 辛
亥 卯 丑
——————-
甲 癸
辛
壬 乙 己
鳳閣星 天庫星
牽牛星 車騎星 禄存星
天報星 鳳閣星 天胡星
これが高市さんの命式と人体図。
詳細は割愛しますが「偏官格(偏気官星格)」という格に入格する宿命です。
人体図の主星(真ん中の星。性格の半分前後を占めます)が「車騎星」で、そこにさらにいくつかの条件がかさなると、この格に入格します。
鳳閣星 天庫星
牽牛星 車騎星 禄存星
天報星 鳳閣星 天胡星
そもそも「車騎星」は、名誉ととても縁のある星。
しかも「偏官格」ということになると、
◎名誉運がとても強くなる
◎軍人の格
と、さらに名誉に恵まれやすくなりますし、名誉へのこだわりも人一倍になるのがふつう。人体図を見ますと、高市さんは異性(自分のパートナー)にまでも、人一倍それを求めやすい宿命だと書かれています。
パートナー云々はともかく、ここまでの高市さんの道のりをふりかえれば、とても名誉と縁のある、名誉的なものとともにきた人生であることは、誰も異論はないでしょう。
ただ、高市さんの人体図には、主星の「車騎星(金性・陽)」だけでなく「牽牛星(金性・陰)」も出ています。
鳳閣星 天庫星
牽牛星 車騎星 禄存星
天報星 鳳閣星 天胡星
つまり高市さんの人体図は、グループとしては同じグループ(=攻撃本能)に入る「車騎星」と「牽牛星」のどちらもが出ている宿命。
こういう宿命を「官殺混雑」といいます。
◎官殺混雑
鳳閣星 天庫星
牽牛星 車騎星 禄存星
天報星 鳳閣星 天胡星
「車騎星」は基本的に「個人行動」の星。
対する「牽牛星」は「集団行動」。
そのどちらもがあるということは、どちらかいっぽうに徹しきれなくなる可能性を示唆しており、結果的に、
◎中途半端
◎迷いが多くなりやすく、いざというとき頼りにならない
といった性格が出やすくなります。
そして、本年の高市さんの運勢はと言いますと、
癸 丁 己 辛 辛
卯 酉 亥 卯 丑
——————-
甲 癸
辛
壬 乙 己
すでにみなさんご承知の「五柱法」。
宿命三干支(右から年干支、月干支、日干支で、狭義では高市さん自身は日干「己」になります)に、10年に一度変わる「大運干支」(高市さんは2年前から「丁酉」を通過中)、2023年の年運干支「癸卯」(万人共通)を加えて今年の運勢をおしはかる見方ですが……
癸 丁 己 辛 辛
卯 酉 亥 卯 丑
——————-
甲 癸
辛
壬 乙 己
大運干支「丁酉」と年運干支「癸卯」が「天剋地冲(てんこくちちゅう)」という破壊力最大級の散法を発生させています。
「天剋地冲」は、天干(精神)の「丁(火性陰干)」と「癸(水性陰干)」が「水剋火の七殺」で激しく激突し(水と火は、考えるまでもなく相性最悪ですよね)、地支(肉体)もまた「卯(月にたとえるなら3月)」と「酉(月にたとえるなら9月)」という、まさに季節真逆の十二支どうし。
精神もガタガタなら肉体もガタガタになりやすい、強烈な破壊現象として発現しやすいのが「天剋地冲」で、本年の高市さんには、それが外から襲いかかってきやすい暗示がしっかりと出ています。
しかも大運干支「丁酉」は、
癸 丁 己 辛 辛
卯 酉 亥 卯 丑
——————-
甲 癸
辛
壬 乙 己
宿命の月干支「辛卯」とも「天剋地冲」(丁は火、辛は金なので「火剋金の七殺」。それにくわえて「卯酉の冲動」)。
つまり本年の高市さんは、
天剋地冲 × 天剋地冲
と、天剋地冲の破壊力が倍加して襲いかかってくる年であり、その破壊現象は、
癸 丁 己 辛 辛
卯 酉 亥 卯 丑
——————-
甲 癸
辛
壬 乙 己
激しく打たれる「卯」が自身の中に包含する「乙」(=星に直すと主星の「車騎星」)をもまた攻撃・破壊します。
つまり高市さんの宿命の最大の強みかも知れない「偏官格(偏気官星格)」も、今年はかなりの逆風状態。安穏と無策のままではとんでもないことになる危険性をはらんでいます。
そもそも高市さんは、いちばんの「守護神」が「牽牛星」という政治家。
仲間をたいせつにし、世のため人のために粉骨砕身するという基本姿勢を堅持しないかぎり、どんなに策をろうしても、大難を小難には変えられないでしょう。(これは今年に限ったことではありません)