そんな話題、どうでもいいというかたもいらっしゃると思います。
たしかにロシアとウクライナで今起きていることを思えば、アカデミー賞という米国映画界の「お祭」で起きた事件など、どうでもいいかも知れません。
ですが一人の占い師として、気づいたことは記録として残しておきたいので書きます。ご興味あるかただけ、お読みいただければと思います。
ウィル・スミスさんもクリス・ロックさんも、今年はとても危険な年でした。
今回はスミスさんを採りあげます。
◎ウィル・スミスさん(1968年9月25日。53歳)
年運 大運 日 月 年
壬 丙 戊 辛 戊
寅 寅 戌 酉 申
※辰巳天中殺
いつもの通りの「五柱法」。
右側の三干支がスミスさんの生年月日を干支に直したもので、右から年干支、月干支、日干支。狭義では、スミスさん自身は日干「戊」になります。
壬 丙 ★戊 辛 戊
寅 寅 戌 酉 申
そしてこれに、10年に一度変わる「大運干支」(スミスさんは45歳から「丙寅」を通過中でした。今年はその最終年で、いわゆる「接運」。基本的に運気の荒れやすい一年です)、本年の「年運干支」=「壬寅」(万人共通)を加えたものが、その年の運勢を見る「五柱法」というものです。
そして注目すべきは、
壬 丙 戊 辛 戊
寅 寅 戌 酉 申
仕事面の運勢を推しはかることのできる年干支「戊申」と、本年の年運干支「壬寅」が「天剋地冲」という破壊力最大級の散法を発生させていること。
天剋地冲、納音(なっちん)、律音(りっちん)などは、私のブログ読んでくださっているかたにはすでにおなじみの言葉かと思いますが、天剋地冲は天干(精神)もボロボロになるような激突状態(「壬(水)」と「戊(土)」が「土剋水」の「七殺」)なら地支(肉体)もまた「寅申の冲動」という真逆に来るもの同士の衝突となる超不安定な状態。
スミスさんの仕事面に、かなり深刻な破壊現象が発生する可能性が暗示されていました。
スミスさんの行為については賛否両論あるようですが、今現在スミスさんが置かれてしまっている状況を見ますと、やはりあの日の出来事は、本年のスミスさんにとってはまさに魔が忍びよった危険なものだったように思います。
さらに、今年やってきている年運干の「壬」なのですが、これを人に直すと、スミスさんの宿命では「妻」になります。ジェイダ・ピンケット・スミスさんですね。
壬 丙 戊 辛 戊
寅 寅 戌 酉 申
つまり見方によっては「奧さんについてのなにかが大きな災いの種になる」とも読める不気味な運気で、しかも、月干「辛(金)」と大運干「丙(火)」は二つがくっつくと「辛」は「癸(水)」に、「丙」は「壬」になる(こともある)干合の関係。
そしてもしも干合が起きたとするならば――
壬 壬 戊 癸 戊
寅 寅 戌 酉 申
「壬」(=妻)がもうひとつ発生し、二つ目の「壬寅」が誕生。同じ干支が二つそろいますので、これは「律音」という現象を発生させます。
壬 壬 戊 癸 戊
寅 寅 戌 酉 申
律音は、リセット、やり直し、再出発、といった意味合いのなんらかの状態がやってくるだろう暗示。しかもスミスさんをそのような状態に置くキーパーソンは「壬=奧さん」と出ているところがとても意味深です。
その上、二つ目の「壬寅」が出てきたと言うことは、同じように年干支との間に「天剋地冲」を発生させますので、つまるところ「天剋地冲」のパワーは倍増。
天剋地冲 × 天剋地冲
決して侮れない衝撃がスミスさんの人生を襲うことが考えられます。
しかも十干の間の干合はまだまだ発生しますので、今年のスミスさんの運勢はかなり変化の多い運気。
運勢全体に流れる危なっかしいものを考慮しますと、平手打ちの代償は意外に高くつくかも知れません。
次回はもう一方の当事者、クリス・ロックさんの運勢を見ます。