占いのお客様から聞いた話を中心にまとめた実話怪談集『算命学怪談 占い師の怖い話』。
占い絡み(しかもプロならともかく、一般には決して認知度が高いとは言えない「算命学」)の怪談なんて、いったいどれぐらいの人が喜んでくれるのだろうという不安とともに発表させていただいた前作は、思いのほか大勢の怪談フリークのみなさんから支持をいただくことができました。
その上、占い好きのみなさんも興味津々で手にとってくださったことから、結果的には本人の予想をはるかに超える反響を頂戴しました。
この場を借り、みなさんに改めて御礼申しあげます。
そして、第一弾の発売から8か月。いよいよ満を持して(自分で言うな)第二弾『怪談天中殺 占い師の怖い話』をお届けできることとなりました!
『怪談天中殺 占い師の怖い話 (竹書房怪談文庫, HO-494)』
(文庫表4の紹介文より)
算命学×心霊現象
荼枳尼天の呪い返しを受けた墓殺格
双子の姉妹を縛る争母の宿命
白龍と交信する異常干支の女性
命式が語る、恐怖の予兆!
生年月日から導き出す命式や人体図で個人の本質や宿命を占う算命学。
命式を見れば霊感の有無さえ分かるという占術は、その人が遭遇する心霊的な事象、怪奇事件まで暗示していることがある。
本書はそんな〈宿命の怪〉を目撃した占い師が綴る戦慄の実話怪奇録である――
・大運年運月運と3つの天中殺が重なる時期に引っ越した部屋で起きた怪現象…「寺の多い町」
・恵まれた財運と裏腹に精神的安定を得にくい宿命の女性。呪いに手を出した彼女の末路とは…「墓殺格の女」
・母の愛を奪い合う争母の命式を持って生まれた双子の姉妹。早世した姉の魂が妹の娘に憑依し…「争母」
……他、神秘の恐怖譚23話収録!
今回も、実に多くのみなさんが、「ええっ!?」と驚く驚異的な怪異譚、薄気味悪い実話、背すじがゾゾッと来る奇妙なドラマ、不思議なエピソードを披露してくださいました。
はっきり言って、オススメです。
算命学の占い師が聞いた、世にも奇妙な実話怪談の数々。どうぞみなさんも、一緒に体験なさってください。
発売は、4月28日です!
●幽木武彦『占い師の怖い話』シリーズ