いろいろな意味で、やはり「昭和の政治家」なのだと思います。
総理大臣在任中もいろいろな失言が話題になり、結局2001年4月に退陣に追いこまれることになった森さんですが、それから20年後、またしても自らの舌禍で表舞台から去ることになりました。
●森喜朗さん(1937年7月14日生まれ)
壬 丁 丁
寅 未 丑
———–
戊 丁 癸
丙 乙 辛
甲 己 己
※辰巳天中殺
これが、森さんの命式(右から、年干支、月干支、日干支)。
現在森さんは83歳ですが、ちょうど83歳からの10年間は、「戊戌」という大運干支がまわりはじめていました。
大 日 月 年
戊 壬 丁 丁
戌 寅 未 丑
しかも今年は、「辛丑」という年運干支が回ってきています(算命学では立春の日、つまり今年でしたら、2021年2月3日から「2021年」と考えます)。
年 大 日 月 年
辛 戊 壬 丁 丁
丑 戌 寅 未 丑
すると、どうなるか――。
宿命6干支に、大運干支、年運干支を加えた全10干支を五行(木火土金水)に変換してみますと……
辛 戊 壬 丁 丁
丑 戌 寅 未 丑
↓
金 土 水 火 火
土 土 木 土 土
……おわかりになりますか?
なんと、10個の干支のうちの5つもが「土性」というバランスの悪さです。
金 土 水 火 火
土 土 木 土 土
ひとつの五行が全体の半分にもなってしまったら、もう完全に「忌神」です。
運勢のバランスがくずれ、こういうときでなかったら襲いかかってこないような、思いもよらない「禍」が、突然人生に襲いかかってきたりします。
忌神大襲来、です。
この状態が森さんの人生に発生したのは、上にも書きましたが、2021年2月3日です。
そして。
森さんが日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会のあいさつで「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと女性をおとしめるような発言をしたのが、
2021年2月3日
厄介な一年が幕を開けたその日に、20年前の悪夢が再来したのでした。