コロナ禍だけではなく、梅雨前線の影響によるすさまじい水害も、全国各地で起きています。
不気味な地震も頻発しています。
みなさま、どうかご無事でと、心から祈らずにはいられません。
以下の記事。のほほんとした記事に思えるようでしたら、あらかじめお詫びいたします。でも私は、以下にご紹介する御朱印にも手をあわせながら毎日を過ごし、般若心経を読んでいます。
豊橋市にある高野山真言宗 船形山 普門寺は、奈良時代に行基によって開山されたといわれる歴史ある古刹。
こちらのお寺には、さすが由緒正しい古刹ならではとため息をつきたくなる平安時代の古仏が思いのほか多くおわし、仏像好きとしてはついそわそわしてしまう聖地なのですが、そんな普門寺さんが、郵送で限定御朱印を受けつけているということを知りました。
3枚1セットの御朱印は、思わず「おお……」と興味をひかれるステキなしあがり(限定500セットだそうです)。
私の基本は、実際にその場におもむき、参拝をしたり、仏さまにお目にかかってご挨拶をしたりした上で御朱印をいただく、というものなのですが(お寺を訪れる目的のうちの多くの部分は「仏像」なものですから)、コロナ禍のこのご時世ではそんなことも言ってはいられません。
また、こちらの御朱印は、実際にお寺を参拝して…という私の基本スタンスを曲げてでも「ぜひほしい!」と思うような魅力にもあふれていました。
そんなわけで、ついいそいそと頒布していただいたのがこちらの3枚。
まずは「見開き御朱印」。ご本尊の厄除け観音さま(聖観世音菩薩)のお姿と、手書きの御朱印です。
実在の仏像が御朱印にあしらわれることって、実はそう多くありません。しかもそれが、すばらしい平安仏となればなおさらです。
それにしてもこちらの聖観音様、なんとも独特な、癒やしを感じさせる柔和なお姿で、とってもいいんですよね。これはもう、なんとしてでもいただかずにはいられませんでした。
2枚目は、「厄除」切り絵御朱印。
ご本尊・厄除け観音さまのご利益「厄除」の文字が切り抜かれています。
なんでもこの切り絵は、こちらのお寺の先代ご住職が一枚一枚、丁寧に作られているものだとか。
このところ、百花繚乱の勢いで多彩な御朱印が登場するようになりましたが、個人的にはこういう味わい深い御朱印にはとても心ひかれます。
思わず手にとり、ついうっとりと見つめてしまった一枚でした。
そして最後の一枚は「切り絵御朱印」。ご本尊・厄除け観音さまのお姿が切り抜かれた、これまた実に味わい深い一枚です。
こういうステキな御朱印を見ていると、やはりどうしても、実際にそのお寺を訪ねてみたくなります。
しかもこちらのお寺には、ご本尊の聖観音様をはじめ、すばらしい平安古仏がずらりとおわしているのですから、仏像好きは、正直ウズウズをこらえきれません。
御開帳がおこなわれるのは、年間を通じて「新緑まつり」「もみじ祭り」の2回だけだそう。
遠方で暮らす人間としては、タイミングをあわせるのはなかなか難しいものがありますが、それでもいつかは拝観に訪れたいと思いながら、お寺のWebサイトに掲載された仏さまがたのお写真を眺め、ワクワクと胸はずませる結城でした。
●高野山真言宗 船形山 普門寺
〒441-3104 愛知県豊橋市雲谷町ナベ山下7番地
電話&FAX 0532-41-4500