神社と御朱印(8)埼玉県行田市・行田八幡神社

ずっと、目が不調です。

占いは目に来るなんて話をどこかで聞いたか読んだかした気もするのですが、よくおぼえていません。ご存じのかた、いらっしゃいましたらお教えいただければ幸いです。

飛蚊症というのですかね。とにかくそれがひどくなってしまって。いつも視界にいっぱいの黒いものが現れてはあちらへこちらへと動いています。

かかりつけの先生によれば穴は開いていないらしいのです。ですが、しばらく様子見が必要とのことで、そんな不安定な状態もとってもブルー。苦しいときの神頼みは令和の今も変わりはなく、6月なかばのある日、私は眼病平癒に御利益があると言われる行田市の行田八幡神社に参拝に行ってきました。

行田市はテレビドラマ『陸王』の舞台としても有名な足袋の街。昭和の名残を色濃くとどめたノスタルジックな雰囲気の残る、歴史を感じさせる地方都市です。

行田八幡神社はそんな行田市の一角にあります。

こちらは社務所。

決して大きい神社ではないのですが、ピリッとした静謐な空気のある聖域。思わず「おお……」と嘆声がこぼれます。

拝殿です。私が訪れたときは、あまり参拝客もいなかったため、天津祝詞を奏上させていただきました。ありがたや。

こちらが境内社である眼病平癒の神さま「目の神社(めのかみしゃ)」さま

味鋤高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)をお祀りしているそうです。眼病の神さまとして、ずっと厚い信仰を集めています。私もただひたすら手を合わせ、「なにとぞ、なにとぞ…」と長いこと祈りを捧げてきました。

御朱印もいただいてきました。目の神社さまの御朱印と――。

八幡神社様の素敵な御朱印。それにしても本当に、このごろしゃれた御朱印が多くなりましたね。

本当はご祈祷も受けたかったのですが、今日のところはがまん。

ちょっと仕事が一段落したこの週は、緊急事態宣言が解除されたこともあり、気をつけながらいろいろな神社仏閣に、久しぶりに、本当に久しぶりに参拝に訪れ、神さま、仏さまに手を合わせ、いろいろとお話をさせていただきました。

自粛期間中に知らず知らず溜まっていた澱のようなものが、ようやく揮発していくような心地になったものでした。

他の神社仏閣についても、またご紹介できればと思います。

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この記事を書いた人

占術家、「幽木算命塾」塾長、怪異蒐集家。
算命学、紫微斗数、九星気学などの占術を使い、運命(宿命、運勢)という名の神秘の森に分け入る日々。
オンラインスクール「幽木算命塾」で後進の指導にあたる。
占いで出逢ったお客さまなどを中心にさまざまな怪異を蒐集し、竹書房怪談文庫などで公開も。
奇妙な毎日は、ご神仏とともにある。

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