生田斗真さんは『俺の話は長い』を見てファンになりました。
岸辺家と秋葉家の5人の家族が、実にどうでもいいようなことをワイワイと語らいながら食事をするお約束のシーンが実に楽しく、毎回夢中になって見たドラマでした。
清野菜名さんは朝ドラ『半分、青い』での、永野芽郁の友人役ぐらいしか見ていないのですが、その友人の娘が、最後には非業の死を遂げてしまったのでした。
ショッキングな展開に驚いたとともに、とてもきれいな、上品な雰囲気の女優さんだったという印象があります。
そんなお二人が結婚をされることになったというニュースには、正直とてもビックリしました。
でも、もっと「ええっ!?」と驚いたのは、お二人の命式を見たあとです。
はっきり言って、あり得ないカップルです。奇跡の組みあわせと言ってもいいかも知れません。
世の中にはこんなこともあるんだなと、私はちょっと興奮しました。
算命学には宇宙盤というものがあります。
全60干支をぐるりと一周させて円にしたもので(「甲子」はこの位置、「丁酉」はこの位置といったように、全部位置が決まっています)、その人の年干支、月干支、日干支の3点を結んで三角形を作ります。
下の図のようなものですね。
でも、こんな風にきれいな三角形を作る命式は、あまり多くはありません。ふつうは、
などといったように、どこかかたよりのある三角形になることがふつうです。
そしてこうしたいびつな三角形はどれもみな、その人それぞれの「個性」になります(ちなみに、三角形にならない人もいます。たとえば年干支と月干支がまったく同じ干支だったら三角形にはなりませんよね。線になります。また年干支、月干支、日干支のすべてが同じだったら線にすらなりません。ひとつの点がポツンと発生するだけです)。
宇宙盤はいろいろな用途に用いられますが、いちばんメジャーな使い方は、やはり男女の相性判断ではないでしょうか。
男女それぞれの宇宙盤を出し、三角形に重なる部分があれば「相性は○」、まったく重ならなければ「相性は×」と判断します。上に示した二つの図を、もしもカップルの男女と仮定すれば、この二人は重なる部分があるため、「相性は○」ということになります。
もちろんこれだけで、そのカップルが相性抜群かどうか即断はできません。
算命学にはさまざまな相性占技の法があり、正確な鑑定のためにはそれら複数の占技を用いてさまざまな角度から相性を調べ、総合判断で結論を求めなければなりません。
でも宇宙盤による鑑定が、男女の相性判断のための大きなポイントのひとつであることは間違いありません。
さて、そこでこちらのお二人です。
清野菜名さんの生年月日から宇宙盤の結果を生成したときには、私は正直唖然としました。
これです。
……分かりますか?
表示ミスではありません。よく見てください。清野さんの存在を示す青い部分は、円の右上。縁の部分に貼りつくように、ほんのわずかに痕跡をとどめています。
これは、清野さんの命式の年干支と月干支が(上でもチラッと説明しましたが)まったく同じだからという理由によるものです。また日干支と年干支&月干支が隣同士に並ぶ位置関係にあったため、こんな短い線しか描かない宇宙盤となってしまいました。
つまり、清野さんと宇宙盤占技において「相性は○」などということになれる男性は限りない少数派になることが分かるはずです。クロスする部分があれば相性がいいということは分かるにしても、こんなのどうやってクロスしろっていうんだという話ですよね。
ところが、これが生田さんの宇宙盤です。
お分かりいただけるでしょうか。
私には画像加工の技術がないので、お二人の宇宙盤をひとつにクロスしてお目にかけるようなまねはできませんが、なんと見事に重なっています。完璧な重なりかたです。
生田さんは、ふつうはあり得ない奇跡のようなマッチングぶりで、清野さんとひとつになっているのです。
●生田斗真さん(1984年10月07日生まれ)
甲 癸 甲
戌 酉 子
————
辛
丁
戊 辛 癸
※申酉天中殺
●清野菜名さん(1994年10月14日生まれ)
癸 甲 甲
酉 戌 戌
————
辛 辛
丁 丁
辛 戊 戊
※戌亥天中殺
これが、宇宙盤上の奇跡を演出したお二人の命式。似たような干支を多数持っていらっしゃることで、驚くばかりの出来事を現実のものにしました。
しかも――。
●生田斗真さん(1984年10月07日生まれ)
甲 癸 甲
戌 酉 子
————
辛
丁
戊 辛 癸
※申酉天中殺
●清野菜名さん(1994年10月14日生まれ)
癸 甲 甲
酉 戌 戌
————
辛 辛
丁 丁
辛 戊 戊
※戌亥天中殺
お二人の命式は、
・清野さんの日干支「癸酉」と生田さんの月干支「癸酉」もまた律音を発生
と、全部で3つもの律音を発生させています。(当然、こういうことになります)
もしかしたら、前世でも強い縁があったかもしれないお二人です。命式でこのような特殊な結びつきがひとつでも発生すると、そんな可能性が出て来ます。
しかもそれが3つも。
相当な縁です。相当な絆です。こういうお二人は、性格の相性がどうとかこうとかいうこととは関係なく、どうしたってくっついてしまいます。
そういう縁です。腐れ縁、でもあるかもしれません。しかも悠久の時を超えての。
こんな風にお二人の命式を調べてみると「ええっ!?」と驚きながらも、同時に私は「これじゃ無理もないよな…」などとつい納得し、感動すらしてしまうのでした。
ただしお二人は、ここでは深く言及しませんが、それぞれにとてもユニークで強烈な命式をお持ちです。生田さんがどうこう、清野さんがどうこうということではなく、生まれながらに結婚ではご苦労される定め、でもあるのかもしれません。
でも、ここまでの縁の深さ、絆の強さで結ばれることになった幸せなお二人です。
前世では実現できなかった何かを今生でやらせようとして、神さまはお二人をまたしても出逢わせた可能性があります。
ぜひお二人の愛と努力で、末永く幸せな日々を築いていってください。本当におめでとうございます。
ファンの一人として、心からそう申しあげずにはいられません。