御年77歳で、10年ぶりの監督復帰、だそうです。
出版社・角川春樹事務所の会長兼社長にして映画プロデューサーでもある角川春樹さんが、映画『みをつくし料理帖』で監督業に挑むというニュースが報道されました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190806-00000021-mantan-ent私の世代で角川春樹さんといえば、やはり角川書店社長時代の暴れっぷりが忘れられません。映画とのメディアミックスで、当時はとっくに忘れ去られていた作家だった横溝正史の作品を復活させ、見事に大ヒットを連発させた当時のことは、子供だった私もよく覚えています。
「僕は生まれつき、やっぱりヒーローなんですよ」
と、ずーっと昔、何かのインタビューで答えていたことがありましたが、今回角川さんの宿命(命式)を調べてみて、そんな角川さんの強烈なナルシシズム、自尊心も「むべなるかな」という気持ちを、正直、私は持ちました。
●角川春樹さん(1942年1月8日生まれ)
辛 辛 辛
酉 丑 巳
———–
癸 戊
辛 庚
辛 己 丙
※子丑天中殺
一見して、ちょっと代わった命式であることはすぐにお分かりいただけると思います。
年干、月干、日干の3つすべてに金性の「辛」が並ぶこの配列は、
金性天干一気格。
抜群の行動力を発揮し、とても攻撃本能が強くなると言われています。意志の強靭さにも恵まれますが、その人となりには、実は相当にピュアな部分もあります。
そして、角川さんの命式の特徴は、実はこれだけではありません。
地支に並ぶ「巳」「酉」「丑」は、三合金局という状態を発生させており、これは、幅広い活躍ができる人になりやすいことを示しています。行動範囲も広くなり、さまざまなジャンルの人々と交流をします。未知の世界に飛び込むことにも躊躇はなく、見る見る溶け込んでいけるという羨ましい特徴を持ちます。
ジャンルを超えた活躍をされる角川さんのキャラクターは、こんなところにも起因しているのかも知れません。(異常干支「辛巳」と三合金局の両方があるため、性格には普通の人より特別変わったものも出やすいです)
しかも、角川さんの命式のユニークさはこれだけでは終わりません。
三合金局を構成する「巳(火性)」「酉(金性)」「丑(土性)」は、それぞれがくっつくと、すべてが金性に変化するという特質があるのです。
すると――
金 金 金
金 金 金
そう。すべてが金性一色になり、最終的には、
金性一気格
という超強運の宿命となるのです。
一気格の命式を持つ人は、とても運勢が強いと言われています。器の大きさにも恵まれます(将軍の星、ともいわれています)。
自分のやりたいことを実現させやすい天運に恵まれ、これはと自分が思った分野で、大きな成果を上げやすい宿命です。
無鉄砲なところもありますが、アグレッシブな気質に富み、他の人なら躊躇してしまうようなことにも果敢に挑戦し、結果を出していきます。
こうした特質は、まさに私が子供の頃から知る角川さんそのままで、私は一人の算命学徒として、改めて今日もまた、算命学の不思議、干支宿命学の不思議さに、ついうならざるを得ない気分になるのでした。
ちなみに映画『みをつくし料理帖』は、2020年秋公開だそうです。